めがねです。
フォクトレンダー ウルトロン 35mm F1.7 アスフェリカル ビンテージラインを買いました(*゚▽゚*)
今回はこのレンズにたどりつくまでにだいぶ迷走したお話です。
かなり長くなります 笑
全ては 「できれば軽くコンパクトでボケの癖があまりなく、常に持ち歩きたい撮影意欲の上がるイカしたレンズが欲しい!」 から始まりました。
第1章
(画角は 35mmが好き)
旅行中の観光地のスナップ撮影等は撮りたいものが比較的近くにある為にめがね的に35mmの方が使いやすく50mmでは少し狭いイメージです。
しかも35mmは×1.5クロップしたら50mmとして使えるし2度美味しい🎶
逆に50mmはいつも見る普段の風景の近所のスナップなとで使いやすいイメージです。85mmもしかり。
NIKKOR Z 35mm f1.8Sの単焦点レンズを持ってますが、ほぼ嫁ちゃんのニコンZ6に付けっ放しになってて、常に一緒に出かけるから35mmの単焦点レンズを使いたい時はおいらめがねが付けてるNIKKOR Z 50mm f1.8Sと交換してもらってたんですが自分用の35mm単焦点レンズが欲しくなったということです。
まあ順番的にZ35mm とZ50mmを持ってるから、次ゲットするレンズはZ 85mmなのは間違いないんですが、もう少しお安くなったら買おうと思ってお金残してたのだけども・ね・・・気付くと違うレンズ買っちゃってた www
そもそもこないだニコンZ用の望遠レンズを探しててついでに色々チラ見してたからいけないのです!w
ふつふつと物欲が湧いてきましたのです 笑
第2章
脱線編(肩が死ぬのは嫌)
本気撮影の時はカメラ&色々レンズを持ち歩きますが、このあいだ京都でZ7と50mm単を持ち歩くことを断念しました。
なぜか? ?
軽く説明すると、めがねの撮影被写体はほぼ嫁ちゃんです。 モデルの嫁ちゃんがリュック姿なんていただけませんw
で嫁ちゃんはショルダー鞄になりますが嫁ちゃんのカバンの中は趣味の御朱印帳でいっぱいになりカメラを入れるスペースがありません 笑
嫁ちゃんはカメラぶら下げて街を歩きます(強)
女性はいいですが男がカメラをぶら下げて街中を歩くのは近年ハードルが高めです。
疲れてくると嫁ちゃんのZ6をおいらめがねが持ったげます。
移動中だけですがZ7とZ6の二台持って歩くのはめがねの肩が死ねますw
(カメラは移動中に漬物石と変わる)
嫁ちゃんは撮影意欲が高くカメラ使いたい派 なので二台持ち死ねるからめがねがZ7を置いていくということです。
どこ行くにも常に持ち歩きたいイカした奴、しかも軽いレンズが欲しくなったのです。
第3章
(F〜Zのマウントアダプターが長い)
めがねはAI NIKKOR 35mm f1.4を持っています。
が・・・
FマウントにつけるならともかくZマウントのミラーレスに装着する際アダプターを経由しないといけないことは皆様ご存知でしょう。
これが地味に長いのです!
レンズの長さ+マウントアダプターの長さなのでこのレンズの場合1.5倍くらい長くなります・・・
長い・・・
持ってみるととても使いやすいし見た目的にも全く問題がないのですがなんかテンション上がりません・・・ お散歩に持ち出すには少し大きいのです。 マニュアルレンズなのでピントリングの感触は良いんですがね。
あとボケも少しざわつく感じで残念ながらあまり持ち出す機会がありません・・・
古いレンズだけありボケがオールドレンズ的な滲みざわつく感じです。
これはこれで味なので嫌いではないですができれば現代的なマイルドなボケ味のレンズが良いです。
ボケ味が素直なコンパクトなレンズが欲しくなりました。
第4章
(迷走)
ボケが良いレンズが欲しいな(*゚▽゚*)
滲むよりトロけるのがいい( ´∀`)
昔からプラナーはボケが良いってよく聞くな?
調べてみるとボケの評判は色々言われてるな・・ うるさいとか美しいとかボケは個人の主観が大きいから買って自分で確かめるか?
一眼レフ用の50mmプラナーを検索し始める。
(もはや35mmでない 笑)
ひと通り検索し終えたところで、AI NIKKOR 50mm f1.4を持ってるからプラナーとの差は微々たるものらしいしそちらで代用できるから大丈夫だな?
多分買っても使わないなw てかもっとAI Nikkor 50mm f/1.4Sを使えよと思う・・・
しかしF〜Zのマウントアダプター長いし
結局デカくなるし・・・
じゃあここはマウントアダプター経由のライカのMマウントレンズやな!
M〜Zのマウントアダプター小さいし、しかもMマウントレンズは小さし(*゚▽゚*)
てか沈胴レンズなんて反則級にコンパクト♫
そこからズミルックス50mm F1.4
ズミクロン 50mm F2
沈胴ズミクロン 50mm F2
ズマリット50mm F2.4
エルマー50mm F2.8やF3.5
ゾナー50mm F1.5
プラナー50mm F2など色々検索
ライカは高すぎるな・・・買えるのは沈ズミくらいだな・・沈ズミならミラーレスで沈ましても携行できるみたいだし(自己責任で)
ツァイスはいいな!(*゚▽゚*) !
庶民でもがんばったら買える( ´∀`)
ゾナーいいな🎶 これにしようかな?
でも寄れないな? (ヘリコイド付きアダプターを使って解決)
まてまてww 35mmが欲しかったんじゃないんかい? 笑
第5章 重症
(レンズ名、レンズ構成にロマンを感じだす)
ディスタゴン
ビオゴン
テッサー
エルマー
ズミクロン
等、呪文のようにライカやツァイスのレンズにはレンズそのものに名前がある。
その名前には100年前に新しいレンズ構成を発見し開発したレンズ設計者の想いが詰まっている(*゚▽゚*)
プラナーは変形ダブルガウス型とか余計な知識をバンバン覚えて吸収してしまう
知識が増えると謎が謎を呼ぶw
色々調べまくる。
するとカメラの原点に行き着く。
ライカのカメラが気になりだす 笑
そういえば、ちびまる子ちゃんの親友のタマちゃんのお父さんはライカ使いで異常なほどのカメラ好きだったな?というのを思い出す。
何のライカを使ってたのか調べてみるとM3やM4、M5など色々な噂が出てくるが、まあ、お話の時代を考えるとM3、M4辺りのライカだと思われる。
タマちゃんのお父さんの有名な話を思い出した。 昔アニメで見た記憶がある。
娘のタマちゃんがライカを持つ姿が可愛くそれを写真に撮りたくて2台目のライカを買おうと心に誓うお父さん 笑
当時は意味不明だったが写真を趣味にした今となっては気持ちは非常にわかる 爆
嫁ちゃんと一緒にカメラの趣味をしたくてZ6を買ったげたおいらめがね、もし娘ができたら何を買ってあげるのだろう??? なんでも買ってしまいそうで今から怖いw
その時は嫁ちゃん! おいらを止めておくれ!
第6章
本末転倒(フィルムカメラが気になりだす)
お散歩にはレンジファインダーカメラだょな🎶
ライカのM型デジタルは買えるような値段ではないので結局候補はフィルムカメラになる。
昔バルナックライカとエルマー50mm F3.5を買おうと取り寄せたことがあるめがね、思いのほかバルナックライカが大きく重くてちょいとビビる・・・
古いカメラなのでグッダペルカ(皮の部分)とか剥がれてるし・・・今の時代フィルム代が高いし、現像できないからお店に出さないといけないし・・ デジタルとは違って買ってからお金かかるしブログ用にアップする際にパソコンに取り込むのがめんどくさいしとなり、やっぱフィルムしないだろうなと悟る。
という過去がありながらもフィルム熱が再燃するw
50mmならライカM3だな!
35mmならM4かM6だな!と・・・
そもそもシャッタースピードが最高1/1000秒だと扱い辛いではないか・・・
おいらめがねは日中でも開放でバンバン撮影したいぞ!!!
てかフィルム始めるならニコンのFマウントレンズ色々持ってるから安上がりで済むからニコンのフィルムカメラだな♫
いや! それならミラーレス&マウントアダプターでFマウントレンズ使えばええやないかい!
や! それがヤダから小さいコンパクトなレンズ探してるんじゃないの!と無限ループに陥る 笑
てかこの時点でレンジファインダーカメラも欲しくなってます 笑
第7章
(救世主エイコク堂さん)
そもそもこのVoigtländer Ultron 35mm F1.7 Asphericalのレンズ自体は発売当初から知っててずっと欲しかったんですが、当時はFマウントの一眼レフしか持ってない・
これはMマウント専用のレンズの為使えなかったので諦めるしかなかった・・・
数ヶ月前にエイコク堂さんのフォクトレンダー ウルトロン35mmのブログを読んで衝撃が走る。 (それを読んで読者登録した)
このレンズの最大の弱点は最短撮影距離が50センチという長さ
一眼レフは35mm単焦点レンズなら最近は20〜30センチくらいまでは寄れる。
Mマウントのこのモデルは35mmで最短撮影距離が50センチってことはテーブルフォトをしようにも寄れないためにいろいろ写り込むことになる・・・
しかしヘリコイド付きのマントアダプターというやつを使うとこのレンズでもかなり寄れるようになるらしい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
これ ↑
焦点工房のマウントアダプター ガタが一切なくクオリティーはとても素晴らしい♫
このヘリコイド付の存在は知らなかったゼェ! そんな裏技があったなんてぇ〜
これは熱いぜぇ! 激熱だぜぇ(〃ω〃)
買うまでに10回以上ブログを読み直した 笑
しかも嬉しいことにボケもクセがなく素直らしい (。・ω・。)🎶
第8章
(とにかく欲しいレンズを整理する)
次買うレンズはNIKKOR Z 85mm f1.8だろうなと思ってたけども85mmよりも個人的に105mmの方が好きだったりする。
なぜならめがねがよく使う中望遠はNIKKOR-P・C Auto 105mm F2.5 なのです。
お気に入りのオールドレンズ
Z 105mm f1.8なんて出たら重いんだろうなぁ〜 てかロードマップにそんなレンズないからいつの話になるのか? そもそもでるのか? (105mm f1.2なら出るかしら?)
Z 105mm マイクロレンズが出るからそれを待とうかな? でもマイクロレンズだから解像度重視なんだろうなぁとか(。・ω・。) でも最新のレンズだからボケにも期待できそうとか(*゚▽゚*)
まぁまだ出てないレンズに悩むのは時間の無駄なので今発売してるレンズで悩むことにする。
① スナップ撮影したい。
② テーブルフォトができる寄れるレンズが欲しい。
(ヘリコイド付きアダプターを装着により解決)
③ テーブル前の嫁ちゃんをよく撮るので35mmか28mm付近がマスト
④ まだニコンからZ 28mmの薄型単焦点のアナウンスがないし.Z28mmの影のレンズ画像みたけど太いしパンケーキでない
⑤ Fマウントアダプター経由は長いから嫌!
⑥ 常にぶら持ち歩けるカッコいいレンズが欲しい
⑦ できればシルバー鏡筒が欲しい (憧れ)
⑧ 軽い小さいレンズが良い!
となると候補は
軽量コンパクトなビオゴン 35mm f2
そしてずっとなぜか気になる ゾナー 50mm f1.5
本命はやはりビンテージラインのウルトロン35mm f1.7
軽量コンパクトなウルトロンF2やノクトンF1.4やカラースコパー等も候補にあがりましたがウルトロン F1.7ビンテージラインのデザインが勝りました。
結果やっぱウルトロン 35mm f1.7が欲しい!
と結論に達しました (● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ ハァハァ
もはやこじつけ的消去法である 笑
非常に疲れたw しかしこの考えてる間が苦しく、そしてめちゃ楽しいのだ!!!
軽くてコンパクトとは違う結果になりましたが悩み悩んで出した結論だけにとても満足です
第9章
Voigtländer Ultron 35mm F1.7 Aspherical
やっとこのレンズの紹介に入ります 笑
このレンズは現在生産が終了してコシナフォクトレンダーのホームページでも見当たりません。
同じようなデザインの50mmはまだ生産してるようです。
このレンズは1999年に発売されていたライカスクリューマウント(L39)のウルトロン35mm F1.7 をデジタルに対応させた新しい設計のレンズのようです。
絞り羽根は10枚で 円形ではありません。
デザインは1950年のウルトロンのレンズを参考にしてるようで特徴的なピントリングがそっくりです。 (。・ω・。)
L39マウントのレンズは最短撮影距離が90センチでしたがVMモデルは50センチまでと最短撮影距離が短くなってます(それでも遠いけど)
旧型の6枚8群からレンズ枚数は1枚増えて7枚9群となってます。
レンズ構成は右の非球面レンズを除くと対照的に配置されてます。
調べるとウルトロンはF2前後の大口径のダブルガウス型をいうようです。
前玉が絵に描いたような凹レンズの形です。
他にはウルトロンF2のレンズもリンゴがかじられたような形の先行凹レンズでした。
凹みウルトロンという有名なツァイスの50mm F1.8の一眼レフ用のウルトロンがあるみたいです。
フォクトレンダーのウルトロンでなくツァイスのウルトロンである。
これが気になる方は面白いので調べて欲しい(*≧∀≦*)
ウルトロンの歴史を感じることができます🎶
ツァイスの凹みウルトロンをウルトロンという名前だけにウルトロン35mmはこれをオマージュしたレンズなのだろう。
フードもかっこよかったので検索するとアマゾンで在庫があったのでレンズが来る前から注文しました。 笑
めがねが買った今までで一番値段の高いフードです・・・
装着! かっこいい・・・
ですが真鍮モデルなので重いです。レンズ単体で330グラム (黒のアルミモデルは220g)
真鍮のシルバーの方が100グラムも重くなってますが買うなら迷うことなく真鍮鏡筒一択です!
レンズフード & レンズ & マウントアダプターの三つ合計でジャスト500gです!
(結局重くなっちゃった 笑) (気軽に持ち出せるかしら? 笑)
Z7に装着 かっこいい・・・
常に持ち出したくなるカメラになりそう♫
少しマウントアダプタが大きいので段差が生じます。
エイコク堂さんのブログを見る限りレイクールのマウントアダプターならカメラからレンズがスムーズにつながります。 が、ヘリコイドがついてないので50センチより近くに寄れません。
カメラに装着して眺め切に思う。
レンジファインダー型のフルサイズミラーレスを作ってくれたら買うのに・・・
(ライカは高すぎて手が出ない) (フジpro3がとても熱いんだけどな〜)
ニコンはZマウントをサードパーティーに公開してないからダメだろうなぁ、そもそもお洒落なレンズないし・・・
今でもレンジファインダー用のレンズを作ってるのはコシナだからレンジファインダー型のデジタルカメラを発売する可能性があるメーカーはソニーが一番確率が高いのかも?
まぁニッチなカメラは大手は出さないでしょう・
お求め安いフルサイズレンジファインダー機をどっか出してくれ!
持ってる AI NIKKOR 35mm f1.4Sと比べてみます。
一回り小さいです。
ミラーレスで使えるようにどちらにもマウントアダプターを装着します。
全然大きさが違う・・・
ウルトロンだけフードを装着します。
レンズのくびれの分ウルトロンの方がやはりコンパクトに見えます。
NIKKOR Z 35mm f/1.8Sと比べてみます。
フードの分 Z35mmはとてもでかいです。
Z35mmのフードだけ外してみました。
Zマウントの単焦点はやっぱでかいなぁ・・
NIKKOR Z 35mm f/1.8Sと アダプター付きのAI NIKKOR 35mm f1.4Sは同じサイズ感のようです。
Z35mmって思ってたよりもでかいな・・・
せっかくヘリコイド付きのレンズを買ったので絞り解放で接写してみます。
HIBIKIの最後のIに拡大表示しピントを合わせにいきましたがピントの合う範囲は極薄です。
手持ちで撮影したので少しでも体が動こうものならすぐピントが外れます。
かなり寄れます。20センチくらいかな?
ヘリコイドを使った接写だとピントを合わせたところもかなり柔らかい描写で逆にそれが良かったりする
ヘリコイドを戻し普通にこのレンズの最短撮影距離の50センチの写真
前の写真と比べるとガッツリ寄れることがわかると思います♫
ヘリコイド付きアダプターは素晴らしい♫
ついでに紅茶を飲んでるコップにも寄れるだけよって接写しました。
かなり寄れます♫ 満足です♫
フォクトレンダーだけにVの位置にピントを合わせようとしましたがBにあってるように見えます。 F1.7の手持ち接写は呼吸するだけでピントを外します。
第10章
おわりに
ここまで考えて悩み抜いて購入に至ったレンズはAF-S NIKKOR 400mm f/2.8G ED VR以来2本目である。
こちらは値段が値段だけにめちゃくちゃ悩んだが当時は独身なのでチート状態である。現在は嫁ちゃんがいるために先の事を考えると自由にお金が使えないのだ(>人<;)
このレンズを持って旅に出て色々写したい(。・ω・。)
ライカM10とズミルックスF1.4の最強のコンビを持っても撮影意欲が行方不明になる人もいる世の中なので写欲を維持させるのは難しいかもしれないがしばらくは大丈夫そうです(*≧∀≦*)
そもそもおいらめがねはブログを定期的に更新するほうが難しい 笑
めがねの写欲を上げるレンズになったことは間違いありません(*≧∀≦*)
次はやはり順番的にNIKKOR Z 85mm f1.8Sかな?
それかツァイス C SONNAR T* 1.5/50 ZM か PLANAR T* 2/50 ZMか
BIOGON T* 2,8/28 ZMか???
またカタログをなどを読んで妄想する楽しい日々を過ごそう♫