『ニコンの奴隷』と素敵なネーミングをいただいためがねです。
今回はそんなニッコールレンズを愛してやまないニッコーラーのめがねが送る
ニッコールオールドレンズ特集! めがねが持ってるレンズというかコレクションしてるというか・・・
不変のFマウントという言葉があるもののデジタル一眼レフではDF以外のカメラでは非AIのとても古いレンズは使えないという制約があったものの、ニコンミラーレスのZマウントへマウントが変わったことによりFマウントでは楽しめない非AIレンズもFマウントからZマウントへのマウントアダプターを使うことによって楽しめるようになりました♫ (なぜかメーカー非推奨なので使えないレンズとかがあるのかもしれません)
説明すると長くなるので詳しくは他のブログ等で参考にしていただきたい。
とてもわかりやすく簡単に説明すると、
非AIとはカニ爪の中に穴がないタイプで下の写真中央のものが非AIレンズ
AIレンズとはカニ爪の中に穴がある写真左手前のレンズがAIレンズという。
非AIレンズは基本一眼レフには付けれないのでニコン機で使う場合は昔のフィルムカメラか35mmのFXデジタル一眼レフで使うなら唯一Dfかという選択肢だけだったのがZマントのニコンのミラーレスでは使えるのである♫
しかし他メーカーのマウントアダプターではマイクロフォーサーズにも画角が倍になるものの撮影できたりするし ソニーのa7や9シリーズでは35mm換算そのままの画角でマウントアダプターを使って撮影が楽しめることができるので、非AIレンズはニコンでは使えないレンズがソニーで使えるという不思議な現象がここ数年起こっていたのです。
ようやく日の目を見ることになった我が家のオールドレンズたち♫
非AIレンズは5本 AIレンズは6本あります。
ここ最近はまったく出番はありませんでした。
この前、せっかく持ってるのだからオールドレンズで撮ろうと京都旅へ持って行ったのですが寒くて指がかじかみマニュアル撮影できずにすぐにオートフォーカスのレンズへ逃げてしまいましたwww
冬にマニュアル撮影は指が死にますw 春や秋がオススメ!!!
純正のマウントアダプターでも付けれますがデザインがオールドレンズに全くマッチしないのでK&Fのマウントアダプターを追加購入しました。
デザイン的に純正のマウントアダプターより確実にかっこいいです。
装着。
しかしカメラにちゃんと付くんですが使用しない時のアダプター側のマウントのキャップがスカスカですぐに外れます・・・
だたの筒なのでクオリティーも値段的にトレードオフなのでしょう・・・
あとAFできませんしGレンズも絞り開放縛りになりますw
マニュアルオールドレンズ専用のアダプターといってもいいでしょう。
Gレンズも使いたい場合はGレンズ用の絞りが変更できるマウントアダプターも発売されてます。
さてニコンオールドレンズは非AIとAIレンズがありますが細かいところを抜きにした場合、見た目の違いが金属ローレットかゴムかという見分け方もあります。
中央が非AIレンズ
左右がAIレンズ
個人的に中央のデザインの非AIレンズの方が好きです。
最近の優等生なレンズを使ってるとたまに使いたくなりますが特にオールドレンズのズームニッコールなんかを使うと衝撃が走りますwww
パープルフリンジが超盛大に出たりフレアやゴーストがたまりませんwww
それを抜きに味としてとらえるとカメラライフが2倍3倍楽しくなります。
がやはり最新のZマウントのレンズの解像度はハンパありません!
本気撮影では最新レンズを使う方が絶対良いでしょう。
お散歩スナップ撮影ならオールドレンズはとてもオススメです。
めがねの持ってるニッコールオールドレンズの紹介。
左から
Ai Zoom-NIKKOR 43-86mm F3.5
Ai Fisheye-NIKKOR 16mm F2.8 S
NIKKOR-N・C Auto 24mm F2.8
AI Nikkor 28mm f/2.8S
AI Nikkor 35mm f/1.4S
AI Nikkor 50mm f/1.4S
NIKKOR-S・C Auto 55mm F1.2
AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
NIKKOR-P・C Auto 105mm F2.5
NIKKOR-Q・C Auto 135mm F3.5
NIKKOR-Q・C Auto 200mm F4
です。
プロテクトフィルターにゴールドリングタイプを装着してるので見た目は気にしないようにw 好き嫌いありますがナノクリのゴールドリングが好きだったりするのです。
めがねこだわりのオールドレンズを一個づつ順番に紹介していきましょう!
Ai Zoom-NIKKOR 43-86mm F3.5
オールドレンズ沼にはまった記念すべき一本目は通称ヨンサンハチロク
ニコン初のズームレンズというニッコーラーとしては必ず持っていないといけないレンズといっても過言ではないでしょう。
生産数も多くてお安いですがオールドレンズだけにいい状態のレンズを見つけるのはちょいと大変かも。
この被写界深度を表すヒゲのデザインがたまりません♫
写りはというと条件が悪いとスーパーパープルフリンジでびっくり仰天♫
出るときはとても盛大に出ますw しかし場合によっては拡大しないとわからないのでブログなんかの写真だと特に問題ありません♫
太陽を入れた時だけゴーストフレアー満載の素敵レンズです。
このレンズは今から56年前の1963年にデビューしました。半世紀前のレンズです。w めがねの持ってるレンズは1977年に発売された型ですが最短撮影距離はまさかの1.2m・・・ 全く寄れませんw
重さも450グラムで2倍ズームの割に金属ボディなのでずっしりです。
しかし普通に良い写りするんです♫
普通に写りすぎるため古い感じに画像編集していますw
写真を貼っていくと長くなりそうなのでレンズ別に記事をあとで作ることにしてこれからはレンズだけ紹介していきます。
Ai Fisheye-NIKKOR 16mm F2.8 S
2本目はフィッシュアイレンズ
フィッシュアイはあまり売れないのか最新レンズはAF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E EDが出るまでDレンズのAiAFレンズフィシュアイの出番でした
DタイプのAiAFフィッシュアイレンズは最短撮影距離が25センチまで寄れて表現の幅が広いのですがDタイプの見た目が嫌いなのでAIの旧レンズを指名買いしました。
写真の持ってるレンズは最短撮影距離は30センチです。
1982年2月に発売され 330グラムです。
魚眼レンズは一本持っておきたいところです。
オールドレンズなら比較的お安いというのも魅力です。
NIKKOR-N・C Auto 24mm F2.8
3本目は24ミリ単です。
24mm単は普段ほぼ使うことのない焦点距離ですがAPS-Cサイズのセンサーの場合焦点距離が1.5倍となり 36mmで使うことができ、それの1.5倍クロップで54mmとなり汎用性の高いスーパーレンズと生まれ変わります。
ニコンからAPS-Cのミラーレスが出た場合即戦力になるスナップレンズでしょう。
この24mm F2.8のレンズはいつの時代でも最短撮影距離は30センチまでしか寄れないのでニッコールオートの時代の金属ローレットでデザインが素敵でなおかつコーティングのあるタイプを指名買いしました。
ニッコールオート時代の古い非AIレンズの方が安いという利点もあります。
AI Nikkor 28mm f/2.8S
4本目は28ミリ単のF2.8のSタイプです。
このレンズはお気に入りのオールドニッコールの一本です。
なぜなら被写体に寄れるのです♫ 最短撮影距離は20センチです。
ここでSタイプと強調したのはこの Ai-Sのレンズだけ最短撮影距離が20センチまで寄れるのです。
一つ古いAIレンズだと30センチで、新しいDタイプのAFレンズだと25センチです。最新のGタイプですら25センチ。
なのでこの28mm F2.8のレンズを買う場合はSタイプ一択の指名買いといっても良いでしょう。(寄らない表現をすることが少ない人は安いAiレンズでもいいょ)
この寄れる広角レンズというのはとても貴重です。
最近まで販売されてたようなので出会う確率も高いですが少しお高めです。
AI Nikkor 35mm f/1.4S
5本目は35mm スナップ撮影など普段使いしやすい画角です。
オールドレンズにはF/2.8 F/2 F/1.4など種類がありますがめがねはF/1.4が欲しかったのです!!!
重さはF/1.4の大口径だけあり400グラムとちょいと重いですがF/1.4の破壊力はカメラマンとしては自分の思うように使いこなしてみたいものです。
ちょいとZ7に付けるとアダプターも付き大きく重くなりますが使用感は最高です。
このレンズはニコンファンなら知ってるフォト工房キィートスさんで整備した個体をゲットしました。 オールドレンズにありがちなスカスカしたヘリコイドでなくヌメヌメとしたピントリングの感触がたまりません♫
オールドレンズは整備するのにオールドレンズの購入金額と同じくらいの金額がかかる場合があるのでできれば整備してる個体を購入した方が良いです。
ちなみにF/2.8のレンズは240グラム F/2は280グラムです。
F/1.4と120グラムの差ですが小さいF/2のレンズも気になってたりするのですwww
AI Nikkor 50mm f/1.4S
6本目は50mmのコスパ最高レンズ
個体数も圧倒的に多いので値段もF/1.4という大口径にもかかわらず1万ちょっとで買える素敵レンズです。
50mmはスナップに熱いレンズは誰もが知ってるので説明する必要はありませんが35ミリとの最大の違いは軽さと小ささ!
250グラムです。 35mmレンズとの差150グラム
わずか150グラムの差ですがこれがとても大きかったりするのです。
Gレンズでもコスパの高いお求め安いレンズなので初めての単焦点は50mmで決まりでしょう。 使ってみて50mmで画角が狭いと思ったら28mmか35mmを買い足せばいい話。(フルサイズセンサーの場合のお話 APS−Cなら35mm一択です)
NIKKOR-S・C Auto 55mm F1.2
7本目は55mmのF/1.2の熱いレンズ!
ニッコールFマウントでは一番明るいレンズです。
50mmのF/1.2も存在しますが、めがねはあえて55mmを選択しました。
なぜ55mmを買ったかというと現行のレンズに55mmの選択はないから
本当はニッコールレンズ伝説の超有名レンズ58mm F/1.2のノクトニッコールが欲しかったんですがいかんせん高すぎる!!! 2019年現在30万円w
めがねがオールドレンズを探してた2年前はこのノクト50万円近くの値がついてたwww (Zマウントから58mm f/0/95のレンズが発表されたから落ち着いたのか?)
この写真のオートニッコールの時代50mmでF/1.2のレンズは開発が困難で作ることができなく仕方なく55mmで発売され50mmでF/1.2が開発されて55mmはその役目を50mmに明け渡すことになり役目を終えたのだとか。
そんなうんちくを知ると55mm F/1.2のレンズに愛情が増すというのもオールドレンズの熱い部分かもしれません。
デザイン的に一番好きなのがこの NIKKOR-S・C Auto 55mm F1.2です!
Fマウントの小さいマウントに無理してF1.2の大口径を詰め込んだからなのかとてもグルグルしたボケで個性的なレンズだったりします。
AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
8本目も55mmのレンズです。
しかしこちらはマイクロニッコールということで寄れるレンズです。
でも最近のように等倍まで写せるわけでなく25センチまで寄れて最大撮影倍率が1/2のハーフマクロです。
マクロということもあり解像力も高く現代的な写りをするのでオールドレンズっぽさがありませんw
が、マクロレンズを持ってないめがねにとっては非常に重要なポジションを担ってくれてる使用頻度の高いオールドレンズになります。
おそらく一番高い可動力を誇っていますw
こちらはレンズは先端のレンズが奥深くにあるためプロテクトフィルターは使用してません。
NIKKOR-P・C Auto 105mm F2.5
9本目はニコン伝統の105mmです。 こちら435グラム
ニッコールオールドレンズのF/2の85mmのボケは非常に硬くポートレート撮影に向かないのでめがねは持ってません。 その代わりをつとめてくれるのがこの105mm F/2.5と微妙なF値のこのレンズです。
(ポートレートとして使える85mm F/1.4のレンズは620グラムと大きく重すぎる・・・欲しいけどw)
この105mm F/2.5のレンズは1959年に発売されてから基本的な設計を変更せずに生産されたようなので古い金属ローレットの非 AIレンズを指名買いです。
ボケもとてもなめらかでめがねお気に入りのレンズです。
F/2.5と暗いじゃないかと思われるかもしれませんが105mmと言う中望遠の距離になるとピントはとても薄いので解放F/2.5で十分だったりします。
この105mm はF/1.8のレンズも存在しますが2線ボケ傾向が強く人気がなかったりします。
NIKKOR-Q・C Auto 135mm F3.5
10本目は135mm です。
解放F値は3.5と暗めで420グラム
あまりめがねが使う焦点距離ではないのですが非常に綺麗な個体がわずか5000円だったので取り寄せヘリコイドの劣化もないのでコレクション的にゲットしたレンズになります・・・
なので特に思い入れもなく特記するべきことがないのですw
使ってないので本日持ち出して近所の桜を撮りに行って来ました。
開放ではやはり甘さがあるものの絞るとZ7でも十分使えます。
思いのほか写ったので写真を貼っておきます。 F8で撮影
135mmにもなるとピントもシビアでZ7での撮影もライブビューでのピーキング表示は当てにならなく拡大して追い込んで使わないとピントは来ません。
ピーキング表示は接近時の撮影は便利ですが遠景だとちょいと信用度が足りません。
Fマウント初期の頃は28mm 50mm 135mmなど3本で使うことが多かったようで望遠レンズの定番の焦点距離だったようです。
金属ローレットの非AIレンズのかっこいいデザインなのでこちらはこれからちょくちょくお出かけに持っていって使ってみたいレンズであります。
NIKKOR-Q・C Auto 200mm F4
最後の11本目は200mm です。 620グラムもあります・・・
解放がF/4のレンズになります。 こちらも綺麗な個体が5000円でしたwww
人気がないのか? 確かに単焦点では普段には使いにくい画角だったりします
しかしZマウントの望遠レンズがない今、めがねの唯一の望遠レンズになりますw
Gタイプの400mm f/2.8 200-500mm f/5.6を売っぱらってしまった今望遠レンズはこれだけです!!!
なので地味に出番が多かったりします。 お花撮影で使いたいですがF/4の解放F値は何も問題ないのですが最短撮影距離が2mmからなのが一番の弱点だったりします。
望遠マクロ的な表現が好きなめがねにとっては使いにくいレンズと言っても過言ではありませんw
しかし200mm F/4の撮影は拡大表示しないとピントがこないくらい浅いですw
やはりオートフォーカスが欲しいところ!
しかし今望遠レンズはこれしかないんですw
2019年現在 Zマウントの70-200mm f/2.8のレンズしかロードマップになく軽量の70-200mm f/4のレンズの開発が後回しになってるのが意味不明です。
Zマウントのミラーレスカメラは軽量であることが最重要だとめがねは考えます。
Fマウントから移行した時にもう重い肩を壊しにくるレンズは買わないと決めてるのです。
さて長々とレンズ自慢・ いや レンズ紹介してきましたが、何が言いたかったかというと、この11本めがねが生まれる前に製造されたレンズですがそれが今でも現役で使えるということに一つの熱いロマンがあると思うのです!!!
今は興味がなくても時間がたって色々詳しくなってくるとだんだんだんだん気になってくるのがオールドレンズなのです!!!
昔のレンズはデザインがやはり優秀だと思うのです。
たとえ使わなくても酒を飲みながらレンズを触るというおっさん的楽しみを覚えてしまうのですw
でもたまに使いたくなるので持ち出して使ってます♫